Jeffrey E.F. Friedl著 株式会社ロングテール/長尾 高弘訳 「詳説 正規表現 第3版」 読了

正規表現は仕事で日常的に利用しているので、すんなりと読めると思っていたのですが、大変でした。自分の知っていた知識なんて、本書の1章の内容にすら劣っていました。正規表現についてここまで詳しく書いてある本とは思っていませんでした。

7章の冒頭で筆者はこんなことを述べています。

一般的な書籍の著者からすればうらやましいようなぜいたくが私にはある。普通は章を通じて話の途切れることのない一貫性のある物語を織り成すことが目的になってしまって、重要な細部を省略せざるを得ないところだが、私はそんな心配をしなくて済むのだ。問題の中には複雑なものが含まれているし、細部が分厚く積み重なっている部分もある。一度にすべてを理解できなくても心配する必要はない。最初は全体像がつかめる程度に章を読み通し、後で必要になったときリファレンスとして読み返すことをお勧めする。

7章はPerl言語に特化した話になっており、Perlに詳しくない読者への言葉なのですが、7章だけならず、本書全体に通して言えることだと思いました。

「正規表現」という分野の最高のリファレンスとして作成されたこの本は、読者にわかりにくい(しかし、重要な)ところを省略したり、曖昧な解説で済ませていることがありません。読んでいて頭がクラクラしてしまい、何回も中断せざるを得なくなりましたが、その甲斐はある本だと思います。

正直、筆者の言葉をかみ砕いて咀嚼するだけで精一杯でして、自分の中でそれらが混沌としているのを感じます。これから時間をおいて読み直したり、実際に活用することがあってこそ、血肉となるのだと思います。

第3版まで手を付けることのなかったことをもったいなく思いつつも、出会えて良かったと感じています。

是非、皆さんの本棚にも置いてください。

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