佐々木俊尚 「3時間で「専門家」になる私の方法」 読了

筆者の佐々木俊尚さんは1961年生まれ。早稲田大学政経学部政治学科を中退し、88年に毎日新聞社に入社。警視庁捜査一課、遊軍などを担当し、殺人事件や海外テロ、コンピュータ犯罪などを取材。99年にアスキーに移籍し、月刊アスキー編集部などを経て、03年からフリージャーナリスト。

この本に書かれているのは、インターネットと自分の頭の両方を使った情報収集法です。前者については、自分のようなネット廃人には「当たり前」も多かったりするのですが、もう一つの「自分の頭」への考察の深さが違います。

インターネットを使うと一生かかっても読み切れないような量の情報が一瞬で手に入ります。もちろん、全部読むことは不可能ですから、そこから要不要を切り分けるのは自分の頭になるわけです。最初は新聞記事の過去ログを「日経テレコン21」(有料で新聞記事の過去ログを検索できるサイト)で検索。その後、一般ウェブサイト→ブログ→ネット掲示板(2ちゃんねる)と落とし込んでいきます。

プログラマ界隈だとブログが最上位に来ることが多いんで、感覚がおかしくなっていましたが、一般的な情報を調べるときには確かに新聞記事は有用ですね。しかも、全記事を漏らすことなく検索出来て、時系列順に並べ替えることが出来るのはすごい。さすがのグーグルでも記事内容の時間までは確実じゃないですからね。ブログエントリにコメントが一つ付いただけで最終更新日時が変わっちゃいますから。

その他にも第一線のプロの貴重なテクニック・考え方が満載でした。「記事は足で〜」などという古いタイプの人間ではなく、インターネットと旧来のやり方の過渡期に居た筆者にしか思いつかないやり方だと思いました。

自分はちょっとグーグルに偏重しすぎ。既存メディアの価値ももっと認めるべき。

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