ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 見てきました

行くつもりはなかったのですが、ネットでの評判が良いのと、「ラミエルが変形する。というか、動きまくる」と言われ、ラミエルスキーとしては気になってしょうがないので、見に行ってきました。
終業後に109シネマズ木場へ行ってきました。映画館に行くこと自体、数年ぶりだったんですが、予約システムやら、ロビーやら、座席やら、すべての面で快適になっていてビックリしました。
さて、エヴァですが、見に行って良かったと思える内容でした。テレビ版の1話から6話(ラミエル戦・ヤシマ作戦)までなのですが、元々ラミエル戦は大好きだったので、楽しめました。映画が終わったあとは手に汗握ってるし、胃が引き締まって痛いとかいう謎の現象も起きました(笑)
まず良かったのはCGを利用した描画です。第三新東京市の兵装ビルのディテールは圧巻です。前作にも戦闘時にビルを差し替えるシーンは多々ありましたが、当時は技術的・時間的問題で監督のイメージを100%表現出来てはいなかったようです。今回の戦闘準備シーンはすごいです。使徒はこんなの食らっても平気なんかい、というほどの火気が書かれています。CGだと硬い表現になるんですが、機械を書くにはマッチしていていいですね。他にCGをうまく使っていると思った箇所は、司令部のモニターや、使徒の表現、とくにラミエルですね、これについては後述します。
序盤の主要キャラといえば、主人公のシンジ、保護者のミサト、気になるあの娘(笑)の綾波ですが、それぞれの関係がテレビ版とは微妙に違っているようです。シンジの立ち位置がミサト寄りになっていると感じました。ヤシマ作戦中にシンジを降板させようとしたゲンドウにミサトが反論して続けさせたシーンが印象的でした。逆に綾波とは距離が離れているようです。印象的だったのは「あなたは死なないわ。私が守るもの。」がなかったこと。決戦前に二人きりで月をバックに言われるこのセリフは、テレビ版序盤屈指の名シーンだと思われるのですが、これをカット。これにはビックリしました。後述しますが、今回のエヴァではシンジとレイの関係が重要視されているようです。
続いて、使徒です。テレビ版からの変更点としまして、サキエルが第四使徒になっています。シャムシエル・ラミエルもそれぞれ第五・第六です。さらに作中のセリフから使徒の総数はテレビ版の17体から13体に減ったようです。使徒を倒した際の死に方も違っています。テレビ版では死体が残っていましたが、今回は血のような液体(おそらく生命のスープ)になって分解してしまうようです。死ぬ直前に自爆したサキエル以外はそのような死に様を見せています。それぞれ、色々考えられて楽しいですね。
ラミエル戦については特に書きたい。すごく動きます。テレビ版では八面体水晶のような外観だったのですが、今回はそれを基本にしつつ、変形します。変形と言っても八面体が球になったり、四角形になったりする程度だろうと思っていたのですが、もっと複雑なカタチになります。ビームを打つ際には凹レンズのようなカタチに、周囲を攻撃する時にはイソギンチャクのようなカタチに、他にも小さなアクションがたくさんあり、感情を表現してるようでした。生命と無機物の間のイメージがあるラミエルには相応しい動きでした。
今回のメインはこのラミエル戦になっており、テレビ版からさらに肉付けされていました。テレビ版は、日本中からなんとか資材とエネルギーを集める→ぶっ放す→外れたのでレイが防御→第二射命中、という流れなんですが、レイの防御以外の行程が肉付けされていました。技術スタッフの総力を結集した準備作業や、第二射までのゲンドウとミサトの対立、シンジが恐怖を押さえての復帰など、とても良い内容でした。逆にレイの防御シーンは狙って印象を薄くしてますね。テレビ版では初号機が射撃準備している際も零号機を横に書くなどチームとしての戦闘を意識させる作りになっていましたが、今回は初号機しか画面に出てきません。防御に現れた際にどこから現れたのかと思ったほどでした。さらにレイが苦痛に耐えつつも守る描画がありませんでした。あくまでラミエルの攻撃の熾烈さを書いている。そんな印象。この段階ではレイにとってシンジはその他大勢と同じ興味のない相手だったのではないかと思います。その後は名台詞「笑えばいいと思うよ」に続くのですが、ここで初めてシンジという個人に興味を持ったではないかと。テレビ版でも基本は一緒ですが、こちらの方がより変化が激しい印象を受けます。
んで、最後に追加シーンです。月面でカヲルとゼーレの議長が対談。伏線ありまくりですね。「月面に棺桶があり、5つは開いている」「アダムと思われる巨体が横たわってる」「カヲルがシンジに対し「また3人目」発言」。素直に予想すると、今回の舞台は前作のエンディングから遙か未来の地球で再び人類が繁栄し、また人類の補完に挑む、という感じになるのかと。作中でゲンドウがシンジとレイの関係を気にする発言もありました。これはテレビ版の最後にレイに拒絶されたゲンドウとしては、同じ失敗を繰り返さないため、要注意ポイントです。
最後の最後になりますが、予告編。次回作ではアスカ登場と三号機の起動実験&暴走がメインのようです。新規にエヴァ伍号機・六号機も出てくる様子。伍号機パイロットは新キャラのメガネっ娘で、六号機はカヲルっぽい雰囲気。「月からやってきた六号機」って言ってましたが、今回の人類は技術力があって月面開発してるのでしょうか。それなら月面軌道上のロンギヌスの槍も回収できるでしょうから、テレビ版で勝手にロンギヌスの槍を使われて、ペースを奪われたゼーレとしては、宇宙開発に注力して、月面基地を作っていたとしてもおかしくないなぁ。
軽く感想を書こうと思ったらえらく長くなってしまいました。さっきまで書いていたヤフオクの詐欺師への内容証明郵便と比べるとえらく楽しいですね(笑) 続編は2008年とのことですし、4部作が揃うのは早くて2009年、下手すればさらに1,2年かかるかもしれません。しばらくは庵野監督に悶々とさせられそうですが、楽しみが一つ増えました。

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