「サイエンス夜話 不思議な科学の世界を語り明かす」 読了

「体系的に勉強しなくても興味本位でつまみ食いでも良いじゃない」という科学の本でした。
自分にとってはこれは目から鱗という考え方で、素人でも科学に興味があるなら、素人なりに努力しなくてはいけないモノだと決めつけていました。しかし、この本はそれをあっさりと否定。科学のおいしいところだけつまみ食いさせてくれます。
本書は説明口調ではなく、居酒屋で近くの席に座った二人組の会話を盗み聞きするという小説風味になっています。科学について説明できるほどの知識を持った男と、それよりは程度が落ちるにしても一般人よりは科学に詳しい聞き手の男。そして、自分たちと同じ程度の知識しか持っていない盗み聞きしている男。自分は最後の盗み聞き男より、ちょっとマシという程度の知識レベルだったのですが、これがまさに作者側が想定している読者層なのではないかと思います。
この本を読む必要がないほど知識があることはないけど、一般の人よりは科学について興味がある。自分より上と下の登場人物を用意してくれることによって、「ダメだ、理解できない」と投げることも、「簡単すぎる」と感じることもない。登場人物の発言が「そうそう、底がわからなかったんだよ」と「そうそう、そこはそういうことだよね」になっており、気がついたら、グイグイと読み進めていました。
科学にちょっと興味があるけど、難しすぎて投げてしまった人にはお薦めの良書。
3時間半ぐらいで読み終わりました。

サイエンス夜話 不思議な科学の世界を語り明かす
サイエンス夜話 不思議な科学の世界を語り明かす
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • レーベル: ソフトバンククリエイティブ
  • スタジオ: ソフトバンククリエイティブ
  • メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2007/05/16
  • 売上ランキング: 4039
  • おすすめ度 3.0

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