自分の小さな「箱」から脱出する方法 読了

全米でベストセラーになった自己啓発本が復刻されました。復刻されるまでは中古で8000円もしたそうです。
人間関係のトラブル、さらにはそれによって誘発されるストレス・非効率・嘘などを解消するための方法が語られています。
内容は物語仕立てになっており、ある大企業の管理職として雇われたばかりの主人公が自分の上司とミーティングするところから始まります。いきなり上司に「君のやり方は間違っている!」と否定されることから始まります。
主人公も自分のやり方 — 部下を丸め込んだり、誘導したり、計略を巡らせたり — は正しいとは思っていませんが、そうしなければ仕事が回らない、とそのような方法を取っていました。
しかし、上司は「そうだろうとは思う。しかしこのミーティングが終わったら、そう誇らしくは思えなくなる。多くの場合、君のしていることは間違っているのだから」といいます。
その後も物語は会議室の中で進むのですが、読んでいくうちに「この主人公は自分だ。今までなんて馬鹿なことをしてたんだ」という思いが芽生えます。
最後まで読んでも「こうすれば一発で解決します!」などといった安っぽい解決策は提供されません。劇中の主人公はもちろん、コーチングをしている上司ですら100%解決しているわけではないのですから。しかし、本を読むまでの自分は、そもそもこの問題(作中では「箱」と呼ばれています)の存在にすら気づいていませんでした。それに気づき、どうすればよいかを考えつつ行動することに意味があるのでしょう。その手助けとしてやるべきではない行動が本の中にかかれています。
3時間ほどで読み終わり、読後にはすがすがしい気分になれます。すぐに新しい自分になれて、すべてがうまくいくわけではありませんが、「ちょっと意識してがんばってみようかな。明日の朝が楽しみだ」とは思えます。
ベストセラー、中古価格高騰も頷ける名著です。
この本は「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」のレビューを見て購入いたしました。いつもお世話になってます。

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星
大和書房
売り上げランキング: 49
おすすめ度の平均: 5.0

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