2008年3月28日
城 繁幸 「若者はなぜ3年で辞めるのか?」 読了
1年ほど前にベストセラーになった本書ですが、未読でした。続編「若者はなぜ3年で辞めるのか?【AA】」が発売されたので、この機会にまとめて読むことにしました。
筆者の城 繁幸さんは1973年生まれ。東大法学部を卒業された後、富士通に入社。2004年に同社を退社されてからは人事コンサルティング「Joe's Labo」の代表を務めていらっしゃいます。読み終わった後にプロフィールを確認したのですが、自分と10歳も違わない方がこんな素晴らしい文章を書いてらっしゃることにびっくりしました。
本書の内容ですが、1年以上前のベストセラー本ですから読まれた方も多いと思いますし、副題にもあるとおり「年功序列が奪う日本の未来」と言うことです。
若者が辞めやすくなった原因は、年功序列の他にも
- 終身雇用のシステム的欠陥(社会が右肩上がりであることが必須)
- 抜擢のない横並び出世
などを上げていますが、城さんは「根源は年功序列である」という意見でした。
後半は年功序列がなぜこれほどまでに強固に維持されているのかという理由が述べられており、年功序列の外にいる身ですが、ちょっと鬱になりました。
少し前のエントリでも愚痴ったのですが、俺も3年ではありませんでしたが、5年で会社を辞めました。丸3年あたりから腐り始めて、爆発するまでに2年かかっただけなので、思い切りが悪いだけで実質3年だと思います。(笑)
当事者意識バリバリに共感して読めました。しかし、今後の人生をちゃんと考えているかと言われると「スキルを付けるために勉強や読書をしよう」「貯金はしておこう」と行ってはいますが、まだまだ考えが甘かったと感じました。思いつきで行動するのではなく、もっとキャリアプランについて真剣に考える必要があります。
先日、感想を書いた「打たれ強くなるための読書術【AA】」に
すでにあちこちで指摘されていることではあるが、最近の大学生の変化のなかでいちばん気になるのは、以前に比べて「知的に打たれ弱くなっている」のではないかという点だ。これを仮に「知的に打たれ弱い症候群」と名付けておこう。この症候群は次のような具体的症例を示す。
- すぐに解答をほしがる
- どこかに正解がひとつあると信じている
- 解答に至る道をひとつ見つけたらそれで満足してしまう
- 問題を解くのは得意でも、問題を発見するのが不得手である
- 自分の考えを人に論理的に述べる言語能力が不足してる
とあったのですが、まさにその通り。正解のない、答えのでない問いから逃げずにもっと向き合わなくては。
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