2006年2月22日
これを待っていた!アイ・オーの新NAS発表
▼アイ・オー、eSATAポート装備のGbE対応NAS株式会社アイ・オー・データ機器は、ネットワーク接続HDD 2製品を3月3日より順次発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 8.1〜9.2.2、Mac OS X 10.1〜10.4.4。
「HDL-GX」シリーズは、シリアルATA HDDを内蔵し、本体にeSATAポート×1を備えるネットワーク接続HDD。3月3日発売で、価格は容量160GBが33,285円、250GBが36,645円、300GBが40,005円、400GBが55,650円、500GBが71,190円。
eSATAポートにはeSATA接続のHDDを増設でき、内蔵HDDとのミラーリングが行なえる。内蔵HDDがクラッシュした場合、クライアントPCのWebブラウザからアクセスして外付けHDDから起動できるほか、リビルド機能も備える。また、新たに削除ファイルを一時保留しておくゴミ箱機能を実装した。
このほか、USB 2.0ポート×2(前面/背面各1)を備え、外部ストレージやプリンタを増設可能。サーバー機能はSamba、NetaTalk、FTP、AVeL、Windows用プリントサーバーを搭載する。
これはかなり良さそうな感じ!
SATA HDDが使えるNASであり、さらにeSATAポートも装備。eSATAというのはSATA HDDを外付けするときに使用するもので、SATAをそのまま外付けできるようになっているので、USB接続に比べると圧倒的に速い。
さらにミラーリングも行える。これでデータ破損対策もバッチリ。この機能で「いいな」と思ったのはリアルタイムでミラーリング「しない」ことも出来ること。普通のミラーリングというとHDDを2台接続し、両方に同じ内容を書き込む。しかし、この製品では通常のミラーリングの他にeSATA HDDを繋いだときだけミラーリング処理を行うことが出来るのだ。何が良いっていいますとですね。まず、eSATA HDDを複数用意することによって世代バックアップが取れます。次に、通常は1台しか接続していないため、データの書き込みが遅くなりがちなミラーリングよりは高速になる。最後に、eSATA HDDはミラーリング処理時だけ使用するのだから、電気代もあまりかからず、使用率も低いから故障率も低い。
もちろん、欠点もあります。手動で同期を取らなくちゃいけなくなるということ。普通のミラーリングだと、初期設定さえやっておけば、その後は意識しなくて使えます。同期処理を忘れて数か月分のデータが飛んじゃった、という事態もありそう。
しかし、自分的にはいい感じなんですよね。何に使うかというと、最近マイブームのデジカメ画像の保存用です。今はローカルHDDに画像を保存しているのですけど、週末毎に512MBのメモリースティック満タンまで撮ってます。これなら1年続けても25GBほどなので、ローカルHDDに置けないサイズでもないんですが、今年中に間違いなく一眼レフデジカメを買うと思うのですよ。そうすると事情が変わってくる。今は画像をJPEG形式で保存しているのですが、これがRAW形式に変わる。さらにRAWを編集してJPEGに落とし込むと思われるので、今の6倍ぐらいのペースでデータが溜まっていくと思われる。1年で150GB。こうなるともうローカルHDDは駄目ですな。専用のHDDが必要になる。しかも、バックアップはDVD-Rなんかじゃ無理。30枚のDVD-Rに焼いて「あの画像、どこだったかなー」とか探す気はしません。最近の画像管理ソフトは賢いのでHDDで一括管理していきたい。よって、専用のHDD、しかもミラーリングしている、というのが結論になる。
最近のマザーボードには初めからRAID構築機能がついているので、ミラーリングを構築できるんですが、複数台PCを持っているので、1台のPCに置いておくとそのPCの電源を入れっぱなしにしなくちゃいけなくなる。しかし、消費電力の観点からあまり好ましくない感じ。「じゃあ、NASだろ。ミラーリングが可能なやつで!」と考えていたんだけど、この製品は普通のミラーリングよりはるかに自分向けに思えるのだった。
ポイントとなるのはデータの追加は主に週末に行われる、という自分の運用形態にある。平日は画像を参照したり、レタッチしたりはするが、追加するのは土日の夜なのだ。じゃあ、日曜夜にバックアップすれば平日にクラッシュしてもぶっ壊れるのはレタッチ情報のみ、多少は痛いが元画像が無くなる事に比べればずっと軽微だ。日曜の夜にデジカメから画像を転送する作業の最後にeSATA HDDの電源をON、翌朝にOFFにする。この手間だけで日ごろの電気代削減・バックアップの信頼度・ミラーリングによる速度低下防止が得られる。かなりいいんじゃないかと思う。
しかも、このNAS。基本スペックも非常に高い。アイ・オー製品であることがまず上げられる。NASの購入を検討した場合、アイ・オー製品が候補に挙がってこないことはない。老舗メーカーである。さらにUSBによるHDD増設も可能。こちらは比較的低速なので、音楽やビットレートの高くない動画(DivXなどなら全然大丈夫だと思う。ハイビジョン放送のMPEGは厳しそう)などを入れておくといいんじゃないかと思う。プリンタサーバー機能も付いてるし、前面USBポートにデジカメを接続しデータを吸い上げることも可能。低負荷時はファンの回転を停止してくれるのも地味にうれしい。玄箱は結構うるさいのだ。慣れたから気にならないけど、たまに玄箱の電源を落とすと静かになってびっくりする。
そんなわけで、自分としてはかなりぴったりんぴな製品となってます。今まではずっと「Tera Station」を買おうかと思っていたんですが、あれって高いのですよね。HDD価格を計算して引き算して見ると本体が4万ぐらいします。あの高級感と機能を考えればしょうがないんだろうけど、自分的にはオーバースペックな感じ。この製品なら本体は2万ぐらい。玄箱と同じぐらいで買えてしまい、さらにミラーリングが可能であり、HDDは「Tera Station」と同様に4台搭載可能であり、NASメーカーとしては信頼できるアイ・オー製品なのだ。。HDD4台搭載とはいえ、2台はUSBである点だけに注意が必要。それぞれが別のドライブとして認識されるため、「何も考えず投げこんじゃえ」という運用は出来ない。しかし、運用方針を決めて行えばかえって利点もあると思うのだ。
そんなわけでこの製品は買うと思う。「これだ」という製品が見つけられずウロウロしていたNAS探しもようやく終われるっぽい。
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